アメリカのバイデン大統領は11日、ローマ教皇フランシスコと電話会談を行い、文民に贈られる最高の栄誉である「大統領自由勲章」を授与する意向を伝えました。今回授与されるのは、通常の大統領自由勲章にさらに名誉が加わった特別な栄誉章付きのもので、バイデン大統領がこの勲章を授与するのは初めてとなります。

バイデン大統領は、教皇を「信仰、希望、愛の光を世界中に輝かせる『大衆の教皇』」として評価しました。

栄誉章付きの大統領自由勲章は、バイデン大統領自身も2017年にオバマ大統領から授与されています。バイデン大統領は敬虔なカトリック教徒として知られており、今回の決定はその信仰心と教皇への敬意を反映したものとみられています。（日本経済新聞）